世界のユースセンターを巡る旅人

世界を旅する日本人とフランス人の話。

フランスにビーバーがいる件

ボンジュール!ある日、川の畔をサイクリングしていて見つけたのがこれ↓

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「これは何??」近所の人に聞いても何か分からず。。ネットで調べてみると、ビーバーということが分かりました。

どこら辺の地域に生息している?

ロレーヌにいたビーバー。一体フランスのどこら辺に住んでいるのでしょうか?

https://lh3.googleusercontent.com/proxy/L_1azbqE30zIndq_pDhCuX1bwYPlIYK0MZPUxTZoDYBWIb7Ykr95sHUGQmf14EQITcAPbfVR6I8ZS_Qf08-vpIWs57PEmbKUmmeEjUlykxK9VRzFHg

結果はこの通りです。意外といろんな地域にいるのですね。ちなみに私達が見たのは、57番の地域。あまり数は多くなさそうです。

歴史的には?

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元々フランス全土にビーバーはいたそうです。17世紀から19世紀の間に人間が毛皮として使うや、河川の整備、ダムを造ったなどを理由として、ビーバーは南の地域(13)以外では絶滅しました。

その結果、21世紀の終わりには、フランスにいたビーバーは数十匹だけになったそうです。そこでビーバーは保護対象になり、徐々に生息数が増えて行きました。少しずつ、増えたビーバーは北上していきました。

数的にかなり増えてから、人はフランス全土にビーバー237匹を移動させました。2002年に8000~10000匹ほどのビーバーがいることが確認されています。そして、今もその数は増え続けています。

ある話によると、最近ロレーヌ地方でビーバーはかなり増えてきているようです。

少しずつ居場所を取り戻している

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元々、フランスのどこでも住処を持っていたビーバーは、人間のせいで居場所を失いました。しかし今、少しずつ住処を取り戻してきています。人間は以前侵した罪を理解し、ビーバーの生息環境の整備に今後も努めていくべきであると感じます。

フランスで川の畔を歩く際には、きょろきょろしてみてください!もしかしたらそこにビーバーがいるかも。

mayonakanoonara.hatenablog.com

参照:

Oncfs - Le Castor d'Europe