ユースワーカーといっても定義は何なのだろう。ふとそんな疑問があったときに、フランスのユースワークを歴史的に調べていたら、ユースワーカーについて驚きの事実を知りました。
まずフランスにユースワークがあるのか無いのか。。。
私が思うユースワーク(「若者がノンフォーマルな場で、主体的かつ自由な活動をしながら学びを得て、社会性を育む」ような感じ)の有無については前記事で述べたとおり。フランスにもそのような場があります。
ユースワーカーはどんな人?
ユースワークの現場があると言うことは、ユースワーカーも居るということで、どういう人がユースワーカーの定義に入るのか調べた結果 がこちら。
アニマトゥール
アニマトゥールは何かのアクティビティをする人全体のことを示しています。アニマトゥールは、主に子供や観光客、大人などのグループに対してコーチしたり、活動の提案、グループのメンバー間の簡潔を円滑にする役割を持っています。特に若者や子供にフォーカスしたものでは無いですが、一般的にはこのアニマトゥールの中にユースワーカーも含まれるとされています。
フランスにはBAFAというアニマトゥールのための資格があり、カルチャーセンターで働く職員の人はだいたいが持っています。BAFAの資格を持つ人は、公式に行われるバカンス期の子どもキャンプやスキーイベント、大人に対しての生涯学習教室のコーチをすることができる。
私達はBAFA資格はなのですが、カルチャーセンターに認められ、EJNや日本語の授業、イベント等で活動していたのでアニマトゥールと呼ばれていました。ジャンルの幅が広いのですが、確かにその中にユースワーカーをしている人はいます。
ミッションローカルスタッフ
もう1つ、ミッションローカルのスタッフが「新しいユースワーカーだ!」と英語で書かれている文章を見つけたので紹介します。
ミッションローカルは16歳~25歳の若者対象で、仕事カウンセラー的ユースワーカーです。アニマトゥールとはまた異なる存在で、仕事的社会参加のための手伝いをしています。若者の雇用へのスキルを高めることを目的にしています。
実は私達はここに登録していたので、仕事社会参加のサポートを受けていたと言うことに。。。つまり、、、新しいユースワーカーに会っていたのか。。。実際にどんなサポートを受けていたのかはこんど記事にしたいと思います。↓
思うにここは、社会参加というなかでも職業にフォーカスしていることで、私個人的には、あまりユースワーカー感はありませんでした。学歴がなかったり、移民だったりと職を探すのが困難な人のために、資格を与えたり、職探しのアドバイスをするといった感じです。
(個人的な感想としては、スタッフによってかなり差があって、私達の担当の人はなにも教えてくれませんでした。結果、ミッションローカルから全く仕事に繋がることはありませんでした。)
フランスのユースワーカー
フランスにおけるユースワーカーは、アニマトゥールの中にいるといった感じです。ただ、アニマトゥールは幅広く、実態数を出すのは非常に難しい感じがします。
また、私達はアニマトゥールをしながら、ミッションローカルでお世話になるという、不思議な状況にいました。どちらもユースワーカーであるなら、ユースワーカーにサポートされながら、ユースワークをしていたという状況でしょうか。
ユースワークというのが曖昧なフランスでは、ユースワーカーもとても曖昧な存在になっています。
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