目指せ自給自足!10日間フランスで0ユーロ生活の詳細を公開
目指せ自給自足
「自然の中で生きる。」「自然とともに生きる。」をモットーとした環境で、10日間0ユーロで生活しました。現代のフランスでこのような生活を見る、体験することは滅多にないかと思います。折角なので写真とともに、私たちが体験した生活を紹介します。
完全手作りログハウス
ログハウスは、主に住まいとなっています。もともとは、畑のために使う道具などをしまうための小屋でした。その小屋を改修工事し、今は寝室とキッチンの2部屋があります。ログハウスを作るのには、たくさんの知り合いに協力していただいたそうです。屋根の上には、ソーラーパネルが乗っていて、電気は完全にそれのみとなっています。(冬場、曇りが続いたときには、電気がなくなるそうです。。)
キッチン
キッチンはこんな感じ。中央にストーブが置いてあります。ストーブは冬場の寒さをしのぐため、料理をするために使われます。ストーブの上は広く、場所によって熱さが異なっており、強火弱火を自分で選ぶことができます。中にはオーブンも隠れていて、クッキーやタルトなども作ることができます。(なかなか便利)
料理は1950年代くらいの料理本や、野生の植物を使う方法を説明する本を基に普段は行っています。ちなみにここでは、ベジタリアン生活です。
アトリエ
家や畑を管理するためのアトリエが家に併設されています。自分の力で家や畑を管理するには、たくさんの道具が必要となります。
アトリエの脇には雨水をためるタンクが置かれています。屋根の雨水をタンクに溜めて、手を洗うためや食器洗い、シャワーのためなどに使われます。冬は水を使わないため水は多くありますが、夏は人間、植物ともに水が必要となり、できるだけ無駄にしないような努力が必要です。
ビニールハウス
もう1つ家に併設されているのがビニールハウスです。
トマトやキュウリなどの野菜が植えられています。日あたりの良い所に作られ、外より中は気温が高いため、植物は早く育ちます。今年は実験段階だそうです。
ひもを上からつるし、上に伸びる植物のサポートをしています。
シャワー&お風呂&トイレ
天然露天シャワールームです。(いや、もはやルームではない)水は雨水を使い、体を奥の台の上で洗います。周りは自然のカーテン。人が来ることはないそうです。
体にダニが着いている可能性があるので、シャワーでしっかりチェックする必要があります。
新しくできたお風呂&シャワールームです。写真はまだ完成途中ですが、冬にはお風呂で体を暖めることができるようになる予定だそうです。
トイレはバイオトイレです。木くずを使っています。
テント&池
私たちが寝泊まりしたのはこのテントです。ログハウスはそこまで広くないため、ボランティアの人のためのテントがあります。私たちはここで、10日間寝泊まりをしました。雨の日は少しうるさいですが、1日働いた後なら雨の音も忘れて眠りにつけます。
手前には池があり、雨水や料理などで余った水を溜めておく場所になっています。(なので蚊が多い)
畑
自給自足のために欠かせないのが畑です。仕事のほとんどは農作業です。
野菜をたくさん作るためには土地も必要になってきます。
ここの畑は、農薬を一切使っておりません。無農薬です。無農薬となると雑草が増え、作物は天候に大きく作用されるようになります。草むしりは常日頃の仕事になっています。
雑草を手作業で集め、作物のために使います。その間にたっている木はサクランボです。サクランボも収穫し、知り合いにあげたりお店で売ったりします。
「自然とともに生きる。」ためにも、できるだけ自然の中の材料で作物を育て生活します。
竹を切り作物の支えにしたり、木くずをもらい肥料にする、畑を作るときに切った木を畑の柵にするなどアイデアは様々です。
また、近くでほどよいバランスで育つ植物も研究し、狭いエリアでどれだけ効率よく食物ができるかを毎年模索しています。
鶏ハウス
鶏も庭の中、広い敷地に住んでいます。天敵の狐やマッテンから守るため柵が必要です。
フランス人のオーナーが参考とする日本人
僕たちに様々なことを指導してくださった、ここのオーナーは日本人の福岡正信さんに影響を受け、様々なアイデアをもらってると語っていました。福岡正信さんのような自然農法を実現することが夢だそうです。
私たちが自給自足をして、、
10日間という短い期間でしたが、このような体験をして、大きな経験・学びとなりました。「自然の中で生きる。」「自然とともに生きる。」をモットーとした結果、生きるために必要なことを改めて見直せたかと思います。
下の記事では、私たちの感じた部分をまとめました。是非続けてお読みください。
mayonakanoonara.hatenablog.com