世界のユースセンターを巡る旅人

世界を旅する日本人とフランス人の話。

国際恋愛をしているカップルが語るフランスの恋愛観 ー キス≠恋愛関係とは、、

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国際カップルの感じる恋愛観の差

私たちフランス人と日本人のカップルでは、お互いの国の恋愛観が垣間見えることがよくあります。今回は、私たちの感じるフランスと日本の恋愛観を実体験を基に話したいと思います。

 

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バレンタインはただの日

 

バレンタインデー。日本では恋人の日として、ほとんどの人がプレゼントを贈るのではないでしょうか。

実はフランス人のカップルの41%は、バレンタインデーに何もしません。*1プレゼントを大事にするカップルもいますが、そこまで大事ではない人も多いのが現状です。

フランスでは元々、赤いバラをパートナーや好きな人にあげる文化があります。特に女が男にとかは決まっていないです。なのでホワイトデーもありません。もらったら返す必要もありません。ただ、愛を伝える日なのです。

私たちは2人で板チョコを買いました。

 

男性が女性におごるって何?

日本でデートの際に、よく男性が何かをおごってあげたりしますよね。フランスでは男性が女性おごるという文化はありません。女性がおごるときもあれば、男性がおごるときもある。特にどちらがと決まっていません。

自分のお金が大事だったら、ただ割り勘をすることも多くあります。

私たちの場合は共同で2人のお金を管理しています。だからデートをしてもおごるとかいう感覚はなく、2人のお金でやりくりしているだけといった感じです。

 

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荷物を持つのは男の役割ではない

フランスは「レディーファーストの国」といったイメージをお持ちの方もいるかも知れませんが、荷物持ちなどは特に男性の役割とは決まっていません。レディーファーストは、扉を男性が先に開けてあげる、飲み物を先に注いであげる程度です。

女性でも、レディーファーストを求める人、いやがる人、どうでもいい人、いろんな人がいるのでフランス人によって重要のレベルも異なります。

荷物を持つのをいやがる人もいます。荷物を持とうとすると「そんなに弱くないよ。大丈夫!」と言われることもあります。

私たちの場合は、交代交代とかそのとき話して適当に決めます。本当に何でもいい。。

 

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恋愛に年齢は関係ない

フランスで恋愛に年齢は関係ありません。マクロン大統領の年の差婚もニュースになりましたしね。

恋愛は若い人のためだけのものではなく、年を重ねても、どの年齢からもできると考えている人が多いです。

私たちの知り合いの中でも、50才を過ぎてからパートナーを見つけて付き合って同棲している人が複数人います。

 

キス・エッチの感覚とは、、

フランスでキスやエッチは、気持ちだけの問題です。誰かが好きだったらキスしたいし、エッチもしたい。(キスやエッチによって相手との相性がわかったりもするらしいですし。)

はじめてキスやエッチをするタイミングも人それぞれです。付き合う前にしたい人もいれば、長くしたくない人もいます。ただ、好きという感情が高まったときに、そのようなことが起きてしまったって感じです。

最初のデートでキスしてもいいと思うフランス人は84%にものぼると言われています。そして驚きなのは79%のフランス人は、キスをしても恋愛関係なわけではないと考えているという結果です。*2仲のいい友達同士で挨拶でキスをする人もいます。(男同士は珍しいですが、、)男性と女性、女性と女性ならそのような挨拶をする場合があります。

私もただ挨拶のためにキスする姿を見たことがありますし、キス自体にそこまで重みはないみたいです。(口同士なので、ビズではありません。)仲いい友達とキスで挨拶をする大人も時々見ます。(日本人としては最初は衝撃的ですが)

 

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フランス人のほうが、パートナーのことをよく知っている

フランス人はとにかくよく話します。なのでカップルがお互いのことをよく知っていることが多いです。パートナーのことをよ~く知っています。

パートナーが何の仕事をしている、どんな趣味がある、仕事場での人間関係や過去の話までいろんなことを話しています。恥ずかし話までも、、

私たちの友人でもパートナーのことをよく話している人もいますし、本当にこの国の人はよく話すなって感じます。

  

同棲する人が多い

付き合って相手のことが好きだったらできるだけ毎日会おうとします。なので、フランスで同棲しているカップルはとても多いです。

PACSという結婚前の同棲カップルのための制度もあります。同棲せずに結婚することはほとんどありません。結婚の前には必ず同棲し、お互いの生活をスタートします。

しかしキリスト教の教義的には、結婚前の同棲が禁止されている場合があります。今は少ないですが、昔は家族の宗教上の問題で同棲できないまま結婚するカップルもいたそうです。

私たちは毎日会おうとした結果、気づいたら一緒に住んでました。

 

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結婚を考えすぎている日本人

フランスではめんどくさいから結婚しない人が多くいます。特に最近は多くなってきているようです。フランス人の結婚する主な理由は、伝統かお金の問題です

遺産相続で国から多くのお金を取られないため、家を2人のものにするためとかのお金の話を多く聞きます。結婚した方が金銭的に便利だそうです。

なので結婚とか家族を作りたいより、好きな人と一緒に住みたいという感覚が強いと感じます。フランス人は制度的な結婚を求めるよりも、強い恋愛関係を求める場合や、永遠の恋愛が無いと思っている人もいて、日本人ほど結婚のための恋愛はしてないと思います。

私たちの知り合いの中にも結婚しないで一緒に住み、子どもがいる人もいます。

 

家事は交代してする。誰かがずっと家事をするとは決まっていない。

家事の担当は本当に適当だし、その家によってまちまちです。女だからこの家事を担当するとか、男は仕事優先だとか特にありません。お互い仕事するし、家事するし自分たちで話し合って家事を決めているカップルが多いように感じます。

ちなみにフランスはヨーロッパで一番女性が働いている国だそうです。80%の女性が働いているのだとか。。

私たちは一緒にしたり、好きなことしたり、、本当に適当。

 

お金はなくてもいい

好きだったら相手の仕事や貯金はそこまで問題が無い人が多いです。愛があったら、お金の問題はどこかへ行ってしまうようです。

私たちはもはやお互いともがお金がありません。なのにもかかわらず、お金を貯める以前に相手の国に行ってしまうという始末です。

 

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好きな相手の所に行っちゃうフランス人

「フランス人は好きな相手が遠くに住んでいても、すぐそこに行ってしまう。」といわれています。

仕事のために違うところに住むなどを好まない人が多いです。仕事のために遠く離れてしまうとしても、パートナーと一緒に行きます。違う地域、違う国に好きな人がいるなら、とりあえずそこに行く。一緒に生活する。「好きな相手と長い時間一緒にいたい」そこをお金よりも重要視するフランス人は多いのです。

 

 

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まとめ

恋愛は社会的制度や金銭を飛び越えてしまうのが、多くのフランス人みたいです。

今回は、私たちの経験を基にただ感じたことをまとめました。フランス全てを代表できる意見とは思っていないので、「ここは違うぞ!」「こんなこともあるよ!」という意見がありましたらコメントください。 

 

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