世界のユースセンターを巡る旅人

世界を旅する日本人とフランス人の話。

失敗は存在するのか?

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全ての人は失敗をする。

そして、全ての人は失敗をしない。

失敗はあるようでないようなもの。

なぜ失敗という言葉があるのか。

それは、人が成功という理想や虚構を作り出し、

それを求めるがための対価として生まれるものではないだろうか。

そもそも生きているだけで成功ならば、その人に失敗という言葉がない。

人それぞれ成功は違う。

だから、ある人にとっての失敗は、他人の失敗とは限らない。

また、ある人にとっての成功は、他人の成功とは限らないのだ。

つまり、成功がなければ失敗もないのだ。

自分が失敗したと思ったことは、本当に失敗だったのだろうか。

失敗と聞くと、100%失敗のように感じる。

しかし本当は、90%失敗で10%成功だったのかもしれない。

その割合はわからない。

ある偉人は、実験で社会的な失敗を繰り返した結果、最後に成功を収めた。

彼は、

「その1つ1つの成功できなかったものは、成功のためのツールであり、

失敗ではない」と言ったのである。

人生において、100%の失敗は本当にあるのだろうか。

今、社会に問いたい。

 

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