全ての人は失敗をする。
そして、全ての人は失敗をしない。
失敗はあるようでないようなもの。
なぜ失敗という言葉があるのか。
それは、人が成功という理想や虚構を作り出し、
それを求めるがための対価として生まれるものではないだろうか。
そもそも生きているだけで成功ならば、その人に失敗という言葉がない。
人それぞれ成功は違う。
だから、ある人にとっての失敗は、他人の失敗とは限らない。
また、ある人にとっての成功は、他人の成功とは限らないのだ。
つまり、成功がなければ失敗もないのだ。
自分が失敗したと思ったことは、本当に失敗だったのだろうか。
失敗と聞くと、100%失敗のように感じる。
しかし本当は、90%失敗で10%成功だったのかもしれない。
その割合はわからない。
ある偉人は、実験で社会的な失敗を繰り返した結果、最後に成功を収めた。
彼は、
「その1つ1つの成功できなかったものは、成功のためのツールであり、
失敗ではない」と言ったのである。
人生において、100%の失敗は本当にあるのだろうか。
今、社会に問いたい。