世界のユースセンターを巡る旅人

世界を旅する日本人とフランス人の話。

プラハで本格チョコレートを買うことのできるお店

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プラハにはチョコレート屋さんがたくさん。街を歩けば、いろんなところでチョコレートを見つけることができます。チェコのBean To Barチョコレートなど、日本ではなかなかお目にかかれないレアなチョコレートがたくさんあります。

今回はそんなたくさんのお店の中で、本格的なBean To Barを買うことの出来るお店をご紹介します。

 

  • cokoladacz
    • 扱っているチョコレート
    • アクセス
    • オススメポイント
  • CHOCO loves COFFEE
    • 扱っているチョコレート
    • レトロなカフェで一息
    • アクセス
    • オススメポイント
  • チェコに行ったら高級タブレットを買うべし!

 

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人に嫌われないのが無理ゲーなわけ。

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世界には77億人の人がいるらしい。もはや数が多すぎて想像しずらいんじゃないかな。

1人に1円ずつ貰って旅したら77億円か。。77億円あったら富豪として生きていけるけど、77億人に会うの大変そう。というくらい、今この限られた地球に人が多い。

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ボードゲームだらけのBarに行ってみた【フランス】

深夜まで遊べるフランス人の居場所、Barについてです。

Barといえばカウンターでお酒が飲める・スポーツが見れる・そこでいろんな人と会話ができるというのが一般的ですが、、、今回の記事は、ボードゲームができるBarについてです。内部の様子を写真と言葉で紹介していきます。

 

  • ゲームが出来るBarの正体
  • 中の様子
  • 値段は?
  • 客層は?どんなゲームが人気?
  • 雰囲気からの個人的雑感

 

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自由にゲームができる若者の居場所の意義とは何か。

タイトルは堅い感じで書きましたが、ゲームができる若者の居場所↗に参加している私たちが見ている事柄についてまとめます。そして、この居場所にどんな意味や価値があるのか、というのの参考にしていただければと思います。

 

 

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なぜユース&カルチャーセンターにたくさんのゲームがあるのか

ズバリ、この気になる部分はMJC↗Saint-Avoldの社長に聞きました。簡単に要約します↓

”ここのMJCは若者の登録・参加がとても少ない。街にいる若者をターゲットにした何かを作りたかった。そこで今流行っているマンガやゲームについての、講座や居場所を作ってみた。さらに普段若者が家でしていることを、MJCといういろんな人がくる場でできればいいなと思った。ゲームがあることで若者達が来て、徐々に周囲にあるものにも興味がいったら嬉しい。”

ということです。余談ですが北欧からやってきつつある、デジタルユースワークにも近づいているような感じがします。EUのユースワークの動きを受けているのかも知れません。

 

家でゲームができるなら誰もこないんじゃないの?

「家でゲームができるなら、ゲームをただしたい人はこないんじゃないの?」っていう疑問が上がるかも知れません。しかし、そんなことはないのが実情。ずーっとゲームしているだけで、そんなに話していない学生もこの場所にきています。何故でしょう。

そのような状況を見て私たちが感じていることは、人は人に会うことを必要とし、そして自分の居心地の良い場所というのを求めているのかも知れないということ。1人でゲームしているだけでは物足りない何かがあって、この場所はそれを満たすものがある可能性があります。

 

シャイな中高生がほとんど

本当にみんながシャイ。初めて私たちが顔を出したときには、みんな距離を取っていてなかなか話してくれませんでした。結構警戒されてるみたいな感じ。。

2・3回と顔を出していくうちに、向こうから話しかけてくれるようになり、今ではゲームに誘われたり日本のことを聞かれたりしています。バンドをやっている中学生に、ライブに誘われるなんてこともありました。(たぶん私たちは、少し年が離れている+片方が日本人というのが距離に影響したのかも知れません。)

普段は初めて来た人に対して、スタッフや中高生が積極的に話しかけながら緊張感をほぐしています。部屋にも常にムードメーカーみたいな参加者がいて、さみしい人が出来ないような環境ができています。

シャイなのですが、信頼が作れてくると友達になっていきます。シャイな人でも自分の意見を気楽に伝えられるような関わり方を、スタッフは常日頃しているのかも知れません。

 

趣味を責める大人がいない

スタッフは30代前半というのもあってかなり友達に近いです。挨拶は「サルー!」、日本語で「よー!」って感じ。

この場所ではゲームという大人からはなかなか認められないような遊びを、誰にも注意されずにすることができます「ゲームやりすぎじゃない?」「そろそろゲーム辞めたら。」なんてコメントは一切ありません。なぜなら、スタッフもゲームをして育ってきた人だからです。

ただスタッフはゲームの相談、その他技術的な事柄のサポートをしながら中高生達と雑談しています。してはいけない事柄は大騒ぎしないことぐらいなので、スタッフから若者を一方的に叱りつけるなんてことはありません。なので中高生はスタッフのことを怖れず、何でも相談しているのが印象的です。

趣味に関して誰からも一切責められないこの環境は、若者達にとって居心地のよい場所なのかもしれません。

 

趣味で繋がる居場所

来ている中高生は、”ゲームが好き”という部分で共通の趣味を持っています。つまり趣味のためにMJCにきています。

学校選びに趣味は関係ありません。フランスではだいたいの場合、家からの近さや勉強したい内容などでどこの学校に通うのかを決めます。そのため、学校に行って同じ趣味を持った人と出会える、同じ話題で盛り上がれるという保証はありません。そしてゲームは家でできるものであったら尚更、顔を合わせて人と遊ぶ必要も無いのです。

趣味であるゲームがMJC(みんなの場所)に用意されることによって、家での趣味が外でもできるようになりました。外で趣味を楽しみながら、趣味について話すことができます。趣味を通して、人や場所がつながりを生み出しています。

 

1人での参加者がほとんど

ここに来ている中高生の多くが、初めはゲームをすることが目的でした。そのため他の友達と一緒にというわけでもなく、1人だけでここに来る中高生がほとんどを占めています。バカンス期にパリなどの大都会から、田舎にもどった高校生なんかも来ています。いろんな中学校・高校から学生が集まっているのが印象的です。

なので最初はみんなお互いを知らない状況。中高生達は何回も顔を合わせて趣味を通して遊んでいる間に仲良くなり、今ではゲームの対戦やおしゃべりなどで盛り上がっています。先ほどの繰り返しになりますが、学校外での趣味を通したつながりが出来る場所なのです。

 

聞いてくれる人が欲しい

私たちがそこでよく感じるのは、中高生は聞き相手を求めているのかもしれないということです。聞き相手というのは、自分のことを認めてくれてただ話を聞いてくれる存在なのかな?なんて感じています。ここでは、来ている学生・スタッフに限らず相手の話を聞いている姿をよくみます。

ある中学生がちらっと「私の話を聞いてくれて嬉しい。」なんて私たちに言ったことがありました。マンガやゲームの話に大人は興味がなく、親世代とは会話が出来ません。学校で同じ趣味を持った人がいるわけでもなく、自分の好きなことについて自分が語ることを聞いて貰える場があまりないみたいです。

自分の話を聞いて貰えると嬉しい、ということを趣味を通して学んだからこそ、いろんな人が相手の話をしっかりと聞いている感じがします。

 

いじめがない

ここに参加している学生達は戦いを好んでいません。ゲームをしていたら攻撃的になるというのは、一部を見ただけのゲーム怖れている大人の発言なのかも知れません。このスペースはとても平和的です。

中学生・高校生は年齢的には最大7年差もあり、会話のレベルが違くなり易いのが一般的ですが、相手のことを思って話したり行動している人が多く、みんなが話せる雰囲気が整っています。

例えば、折り紙の帽子をかぶって「自分はこの教室の将軍だ!」といつも冗談している学生がいます。何回も何回も彼は同じ冗談をしていても、周りの人はそこからいつも会話を作っています。誰1人も「あなためんどくさい!」なんていって、仲間はずれにしようなんてことはありません。

不思議なのですが、この場所では常にこんな感じで人を攻撃することがほとんどありません。人と好きなことを共有しながら、好きなことを満足するまで出来たら、みんなが平和的になれるのかもしれません。

 

ゲームだけをする人は半分いない

来てから帰るまでずーっとゲームをしている人は、実際のところ半分いません。いろんな人がゲームをしたり、絵を描いたり、おしゃべりしたりと、することをうろうろしています。1回もゲームをしないで帰る人もいます。

ゲームが嫌いなわけではないのですが、3Dプリンターやマンガを書くことなどに熱中している若者が増えてきています。それと同時に、ゲームは友達との対戦目的でやる人が半数くらいになってきました。

ゲームはコミュニケーションツールとして使われているのです。なのでスクリーンを見てみんながゲームをしていても、部屋はかなり賑やかです。ゲームが趣味でも、ゲームだけを生きがいにしている人はそこまで多くないのかもしれません。

 

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場を作っているのは来ている人

この場を作るのはMJCでもなく、ゲームでもなくて、そこにいる人達なんだなと感じています。ゲームや3Dプリンターは用意されているのですが、この場の中身や雰囲気を作っているのは、来ている学生やスタッフ。MJCは場所を用意しただけといった感じ。

個性はみんなばらばら。いろんな人達の個性をみんなが認めることによって、この場が出来ています。また個性はばらばらだからこそ、来ている人によってこの部屋の雰囲気も少し異なっていたりします。

参加者で場を作ることが、この場所の意義に繋がっているのかも知れません。

 

合わせて読みたい↓

mayonakanoonara.hatenablog.com

【フランス】デジタルユースワークの様子を解説

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私たちの通うユース&カルチャーセンターでは、2019年夏からバカンス限定のゲーム部屋やおしゃべりができる場ができました。ヨーロッパで注目を集めているデジタルユースワークの実践です。そこが一体どんなものなのか、写真たっぷりで紹介していきます。

  • 基本情報
  • ゲームし放題!
  • 3Dプリンター 
  • レーザーカッター
  • 絵を描く
  • その他諸々
    • 映画鑑賞会
    • 最新技術にチャレンジ
    • 折り紙
    • 書道
    • だべる
    • 会議
  • 年齢層・どんな若者が来ている?
  • ルールは特になし
  • スタッフの仕事
  • 街を綺麗にプロジェクト
  • 遊びのできる居心地の良い学べる場所

 

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世界遺産の街・ストラスブールにあるソーシャルセンター「cardek」

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ソーシャルセンターの外観

世界遺産の街ストラスブールにあるソーシャルセンター

ストラスブールの人口は27万人。たくさんの人が住むストラスブールには、街の地域ごとに最低1つのソーシャルセンターがあります。地域ごとにあるソーシャルセンターはそれぞれが独立していて、民間団体や地域の人達で管理されています。

ストラスブールにあるソーシャルセンターの一覧はこちら→Centres socio-culturels à Strasbourg

 

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