ユース&カルチャーの家【MJC】
MJCとはMaisons des Jeunes et de la Cultureの略のことを示します。直訳すると若者と文化の家という意味。
地域によって多少の異なりもありますが、一般的には普段から地域の人に開かれた場となっています。日本でいうところの、地域の公民館に近いような役割を果たしている場所です。
本来は若者を中心に見据えた施設ですが、大人の方でも参加することができます。特に、日本人だったら「日本語の授業」なんかもできちゃうかも。
そのようにMJCには、地域の人々が様々な活動を行うことができるような場が開かれ、人が自由に交流するための環境が整っています。
MJCの歴史については以下記事を参照ください
mayonakanoonara.hatenablog.com
MJCでは何ができるの?
MJCでは様々な活動をすることができます。名称にもあるように、文化的な活動がメインとなっています。1年を通して、MJCでは地域の人達による様々な講座が設けられています。
例えば、、語学の講座、音楽の講座、メディテーションの講座、ダンスの講座、演劇の講座、パソコンの講座 etc...
講座の種類は数えたらきりがありません。これら全ては、地域の人が講師となり行われます。講座は、MJCがサポートをするサークルの一種のような感じです。
定員に達していない限り、参加年齢を満たしていればどんな講座でも参加することができます。多少の参加費がかかるかも知れませんが、日本で各週の講座を取るよりも圧倒的に格安です。
地域の人はこれら講座に自由に参加し、学ぶことができます。
またMJCでは、定期的にイベントも行われています。それらは基本的に、地域の人や学生が自主的に作ったイベントです。イベントに参加するのも自由ですし、逆にイベントを作りたいとMJCに持ちかけることもできます。参加者に何を提供するのか、何を学べる場にするのか、目的をしっかり持っていればきっとMJCのスタッフも協力してくれます。
あとはやる気と実行力を持って行けば、日本人でもイベントを作ることができます。気軽にMJCのスタッフに話しかけてみることをお勧めします。
MJCの講座のポイント
厳しすぎず、緩すぎず、個人のモチベーションで学習を進めることができます。強制してやることでもないし、テストがあるわけでもありません。学校の授業とは大きく異なる点がここにあります。
文化的な活動を、自分のしたいように、やる気の分だけ、講師の方にサポートして貰いながらすることができるのです。(講座によって多少の内容の差はあるかと思います)
学校に行かなくても気軽に学べて、年齢の壁を超えて、同じ場所で一緒に勉強することができるのがMJCの講座です。
ユースのために
MJCによって行われていることは異なりますが、若者向けの講座やフリースペースなどがあります。若者が普通の学校ではできない文化的な学習をすることができ、新たなアイデアをMJCで得られることができます。
MJC参加者の高齢化が進み、文化の家の意味が強くなりすぎている今、若者がクリエイティブな活動をできるような環境を整えようと、今変化し始めています。
例えば、私の通っているMJCでは今年度から若者が自由に来て、インターネットや3Dプリンター、マンガ家の講師などの環境の揃った場で、クリエイティブな活動ができる時間が設けられました。↓
MJCをまとめると、、
「誰でも行けて、自分の好きな活動を選んで参加できて、そこで学ぶことができる!」そんな場所です。そして地域の知り合いもできちゃうかも!?
是非、フランスに少しでも住む期間があるなら、MJCに行ってみることをオススメします。
近くのMJCをのぞいてみてください。そこに新しい世界が待っているかも。。。