4週間家にこもっているフランスから伝えられること
私たちは3月17からこの生活が始まった。特別な用事が無ければ、1日に1回しか家から外に出られない。いろんなお店やカルチャーセンターがやってないという状態。そんななか、何を思っているのかをお伝えします。
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- ひきこもり生活に大切なこと
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校門でタバコを吸う高校生。フランス学生の驚きの喫煙率に迫る。
街を歩いていてよく目にするのが、高校生が学校の前でタバコを吸っている光景。日本でこんなことめったに無いですよね。フランスでは校内でタバコ禁止なので、学生はこうやって外でタバコを吸っています。
校内でとかの問題の前に「高校生がタバコを吸って良いの?」ってことが気になりませんか?今回はそんなフランスの中・高校生のタバコ事情についてまとめます。
どのくらいの高校生がタバコを吸っている?
フランス人の17歳、43.7%がタバコを吸っているという調査結果があります。半数近いという恐ろしい数です。
このグラフは17歳のタバコについて調査した結果です。
緑が17歳で「タバコを吸ったことがある」と回答している人のパーセントで68.4%。
赤が「毎日ではないが1ヶ月に1本以上吸っている」と回答している人のパーセントで11.3%。
黄色が「毎日1日1~10本のタバコを吸っている」と回答している人のパーセントで32.4%。
青が「1日にタバコ11本以上を毎日吸っているヘビースモーカー」と回答している人のパーセンテージで7.7%。
つまりタバコを吸ったことある高校生は7割近くいて、その半数以上が常習的にタバコを吸っているということになります。また、15歳の26.3%は毎日タバコを吸っているという数字もあり、中学生で初めてタバコを吸ってみるという子供が多いようです。
このように、フランスでは高校生がタバコを吸っているというのは珍しくない、もはやよく見る光景なのです。そして高校に入るときに、もうタバコを吸うことが普通になっている学生がいます。
タバコを手に入れる方法
そんなにも高い喫煙率の裏側にある、タバコの入手方法とは一体どのような状況なのでしょう。ちなみにフランスでは18歳からタバコを吸うことが出来、お店で普通に買うことは出来ます。
タバコを売っている店の状況は一体どのような感じなのでしょう。タバコを売る店の20%は、若い人がタバコを買いに来たときに年齢確認していると答えています。つまり、残りの80%の店は売るときに年齢確認をしていないというわけです。また、40%の店では18歳以下のタバコ禁止という、ポスターなどを全く掲示していません。
フランスの法律的にはお店が18歳未満にタバコを売った場合は、売る側が罰されることになります。しかし、警察の目の行き届かないところで、中高生は普通にタバコを買い、吸っているのです。
若者の喫煙率を日本と比較する
18歳~34歳までのフランス人は50%、2人に1人がタバコを吸っています。15歳から19歳にしぼると、32%が毎日吸っています。*1
ちなみに日本の若者は、喫煙が減少傾向にあり、20代男は23.3%・女は6.6%という数字が出ています。*2つまり吸っている若者は、フランスの半分以下というわけです。
2010年10月1日付によるたばこ税の大幅増税・禁煙教育や啓蒙とともに未成年者に喫煙動機を起こさせないための勧誘乃至そそのかし行為への厳罰化・広告の制限・喫煙場所の制限・タバコパッケージへの健康警告の貼付などがあげられる。
日本はおそらくこのような成果によって、若者の喫煙率下がったのだと思われます。ちなみにフランスでもタバコ税は上がり続けています。ただ、未成年者の喫煙防止には繋がっていない模様です。その裏には、タバコについての授業がないなどが影響している模様です。
喫煙率を下げる取り組み
2018年からフランスでは、タバコを吸う人を減らすための目標や政策がたてられました。2014年に生まれた子供達がタバコを吸う数は5%以下というのを目指しています。そのために、タバコについての教育やポスター、タバコ税などをさらに増やしていくとしています。
このように主に若者に教育することで、これからの世代の喫煙率を下げていく取り組みがなされ始めています。「学生の喫煙率をいかに下げるか」がフランスでタバコ減少のキーポイントになってきそうです。
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