ボンジュール!
秋、いろんなフランス人は森に行き、キノコを採ります。私たちもフランスの森で、キノコ採りをしました。今回は、フランスでのキノコ採りのポイントをまとめます。
どんなキノコが採れる?
フランスで秋に特に人気なキノコを紹介します。
ポルチーニ :cepe de bordeaux
ポルチーニは『世界の果てまでイッテQ!』でも話題になりましたね。
ポルチーニは栽培することができないため、自然で採るしかない高級なキノコです。9月から11月頃が一般的なシーズンです。
比較的見つけやすいですが、大きくなりすぎると美味しくなくなります。1kg30€ほどで市場に出回っています。日本でもフランス産ポルチーニを買うことができます。
アンズタケ :ジロール・girolle
松の木の下によく生えるキノコです。7月~10月頃が一般的なシーズン。
そのまま焼いて食べたり、酢にいれて保存する人もいるそうです。アプリコットのような香りがします。こちらもポルチーニ同様、1kg30€ほどで出回っている高級なキノコです。
カノシタ :ピエドムートン・Pied de Mouton
臭いの無いキノコで、絶品だとうたわれています。フランス人には大人気なキノコです。しかし、、
古くから食用としてヨーロッパ・北米で親しまれてきたそうですが、近年毒性分が見つかったそうです。サイトによって書いてある情報は異なりますが、食べないに越したことはなさそうですね。
いつ採れる?
その年の天気・場所にもよりますが、だいたい10月から11月頃に採る人が多いです。早い年は9月から。基本的には霜が降りたらキノコシーズンは終了。
11月後半には木の葉が落ち始めます。そうするとさらに探すのが困難になるので、その前がオススメです。
1ヶ月間くらいの貴重な季節の食材です。逃したら来年!ちょこちょこ森を歩いて、キノコの出具合をチェックしましょう。
どこで取れる
森で採ることができます。フランスでは基本、自然に出てきているキノコは採ることができます。
市町村・地域で管理している森のほとんどでキノコを採ることができますが、地域によってルールが定められているようです。私有の森では、持ち主の許可を得るのが望ましいでしょう。基本的には、森に進入禁止などの看板がなければキノコを採ることができる、というのがフランス全体的な共通事項のようです。
地域によって、個人が採っていい量などのルールが決まっています。
例:1人5ℓまで・朝8時から日が暮れるまで、、などなど
もし採る際に気になることがある場合は、森のある市町村の役所に尋ねることが望ましいでしょう。
採り方のポイント
とにかく森を歩き回ること。年によってキノコが良く出るエリアが異なります。なので、まずは森を歩いて狙いのキノコが良く出るエリアを探しましょう。
目当てのキノコが見つかったら、その周辺にも同じキノコがある可能性が高いです。くまなくチェックしましょう。
持ち物は?
・しっかりとした靴:山を歩くような安全な靴が良いでしょう
・袋 かご :キノコを入れるための袋。大きめのかごみたいなのだと、キノコが壊れずらいです。
・キノコ図鑑 :毒キノコを採らないためにも、図鑑があると便利です。持ち運びができるポケット図鑑みたいなのがオススメ。
・方位磁針等 :森で迷うことがないためにも、方向がわかるようなものがあると便利です。
毒キノコに注意を
毒キノコは本当に本当にたくさんあります。食べられるキノコよりも沢山見つかると思います。
フランスでも例年、毒キノコを食べて命を落とす例が見られています。図鑑を持って行くとか経験者と一緒に行くなどして、絶対に毒キノコを採らないように注意してください。
フランスでキノコを採る
フランスに来て感じたのは、キノコ採りがそこそこ身近なことです。(田舎の場合)多くの森は歩くのに邪魔な小さな木や、急な坂があまりありません。日本以上に森に入りやすく、森が整備されているためキノコが採りやすい環境が整っているのかもしれません。
秋にフランスの田舎で過ごされる方は、ぜひ森にキノコ採りに行ってみてください。