世界のユースセンターを巡る旅人

世界を旅する日本人とフランス人の話。

【ドイツ】9月20日「グローバル気候マーチ」に参加しました。

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9月20日「グローバル気候マーチ」

私たちが参加したのは、今回もザールブリュッケンという街での「グローバル気候マーチ」。フランスとの国境にほど近い街です。

私たちが以前参加したときの様子は、以下記事にまとめてあります。 

mayonakanoonara.hatenablog.com

 今回は、前回参加したとき(5月)をベースとして書きました。なので読む前に、前の記事に目を通していただけると幸いです。

 

 

 

圧倒的人数

前回1000人程だったのが、今回は1万2000人が集まりました。10倍以上です。

この日のグローバルマーチ、ドイツ全体で140万人が参加しました。ドイツの環境意識を感じられますね。

この写真は、当日ドイツ・ザールブリュッケンに集まった人達のもの。広場を埋め尽くすようにたくさんの人達が集いました。

 

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参加者の多様性が増した

前回は過半数が学生などの若者だったのに対し、今回は大人がとても増えました。

Parents for Futureの存在を以前より強く感じました。Fridays For Futureは高校生など学生が中心なのに対して、Parents for Futureにはたくさんの大人が参加しています。

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そのほかにも、右派に反対する高齢者の姿もたくさん見ました。 

ビーガンを訴える団体や、車に対抗して自転車で訴える人達、グリーンピース、Extinction Rebellionも来ています。

 それでも学生の姿、若者の姿は前回よりも増していました。

 

中心はFridays For Future

この中でもはっきりしているのは、Fridays For Futureが主体だということ。つまり若者。Parents for Futureは若者の邪魔をするのではなく、基本的には参加者。イベントの主催はFridays For Futureが行っています。

Parents for Futureはチラシを配ったりしながら、人と話している姿を見ることが多かったです。

前回同様、司会進行から交通整備、かけ声など全ては若者が中心です。来ている人の量や年代は変われど、前回と同じ若者が「グローバル気候マーチ」の中心にいました。

 

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デモはお祭り

今回は以前に比べて人が増えたのもあって、さらに賑やかになっていました。

 

演奏する団体も登場しお祭り騒ぎ!

右派に反対する高齢者の団体の人達は、お菓子を配っていました。

そして終わった後には、デモに参加したプロのアーティストのコンサートも!1人残さず、楽しみながらデモに参加できる環境が整ってます。

 

未来のために私たちができること

今回のデモも、以前と訴えることは変わりません。変える必要もありません。

「私たちはここにいます。私たちはうるさいです。なぜならあなたたちが、私たちの未来を盗んでいるから」

ただその訴えが、多くの人に認識されてきて、ここまで大きくなっていったのだと思います。

グレタが1人で始めたこの活動が、今や185ヶ国、660万人もの人達を動かしています。

 

世界は今、変わらなければいけない

世界は今、大きな変化を必要としています。これだけ多くの人が道に出て、訴えています。そして、みな危機感を抱えているのです。

特に、未来を生きる多くの若者が不安を抱いています。その事実はデモに参加する人数を見れば、簡単にわかることです。

私たちもその危機感を抱く2人として、今回も参加しました。参加者の2人として、私たちの訴えが多くの人の心に届くことを期待しています。