人の経験は多様で優劣をつけることができない。
経験の価値観というのも人によって異なる。
世界には、90億人以上の人がいて、たくさんの国や文化がある。
僕はこの経験をした。あなたはこういう経験をした。
これら経験に対しても、様々な答えがある。
だから、どちらの方が優れた結果と、誰が見極めることができるのだろうか。
つまり、経験は人を比べる物差しにはなるかもしれないが、優劣には値しない。
また、経験の量も優劣には値しない。
経験がないからこそ、つちかえる価値観もある。
経験がないからこそピュアな状態でいられる。
だが、ピュアな人より経験をしていると、勝手に偉くなった気がする人もいる。
でもそれは誰が偉いと決めたのか。
知っていることは偉いのか。
ただ相手が知らないことを知っているという、優越感にすぎないのではないだろうか。
だったら、経験が浅いからといって卑下しなくてもいい。
経験が多いから、ピュアな人と引き比べて自慢しなくてもいい。
押し付けなくてもいい。
今からだって経験は積めるのだ。
今からだって動き出せるのだ。
経験は多様で優劣をつける必要がないのだから。